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口の中の三十五・六度の体温にトロケルような
「海苔」は、「旨い海苔」の第一条件なのだ。

​創業者 [神戸 榮一郎] 海苔への想い

「海苔」は焼き方で味や風味に大きく影響します。

 一枚、一枚「海苔」は抄いてつくられたものですから、厚さが違います。 

また一枚の「海苔」でもその真ん中と端では厚さがバラバラですから、

一定の温度と、一定の速度で焼いた「海苔」は、

一枚一枚手あぶりしたものとは、味に大きな差があります。

だから現在では、「海苔」は自動的に機械で焼いたのは、

旨いものが少ないのではないかと思います。

 榮屋海苔店が、わざわざ『手づくり海苔』と名付けて

販売している理由がここにあるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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○佐賀、答志にこだわる気持ち
佐賀の海は、少なくなってきた干満の差が大きい海が特徴です。
その環境でできる海苔は人の手では産み出せない旨味を引き出してくれます。
自然の力が大きく、長年海苔の製造に携わってきた今でも、

佐賀の海の偉大さを感じます。

そして三重県答志は釣り人もよく知る伊勢湾で、

三川と海水が入り混じる環境により甘く柔らかい海苔が採れます。
答志島の生産者の方とは先代の時からの繋がりで、

先代の海苔に対する想いに共感し、今も初摘海苔を提供してくれています。

○佐賀、答志の味の違い
海の違いがあるように、海苔の味にも違いがあります。
佐賀の海苔は、香り高く歯応えのある海苔。
三重県答志の海苔は、甘い香りと柔らかい口溶け海苔。
それぞれ気候により変化があり、毎年違った香りや味があり、

海苔の面白みを感じます。

○一枚々手焼きにこだわる事
焼く時間を大切にしています。
「美味しい海苔」になるように、海苔と会話し、海苔の顔を見て手で焼くこと。
一枚一枚それぞれ個性があり、その個性に耳を傾け旨味を引き出すことにより、

「美味しい海苔」となります。

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「紫菜(のり)」の本来の美味しさを届けたいという想いで、1948年に開業。

先代の神戸榮一郎の意思を継ぎ、『「美味しい海苔」とは何か?』をたくさんの方たちへ

正しい知識と共にお届けしていけるよう日々海苔と向き合っています。

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